主任興行記録


■2024年3月1日~3月10日
新宿末廣亭 三月上席 夜の部
笑福亭羽光 主任興行

【主任興行詳細】
日程:2024年3月1日~3月10日 (10日間)
時間:16:45~20:30
会場:新宿末廣亭(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目6−12)

価格:一般3,000円/シニア2,700円/学生2,500円/小学生2,200円

※当日窓口にてお買い求めください。自由席です。

※夜の部割引 18時頃から2500円、仲入り頃から1,500円

※チラシのご持参またはチラシ画像のご提示で割引料金2,500円にてご入場いただけます(他の割引との併用不可)。



新宿末廣亭 公式WEBサイト:https://suehirotei.com/


【チラシ 】

絵&デザイン:Matsuhiko

コーディネート:本屋しゃん


【羽光演目】

1日目 不動坊
2日目 天神山
3日目 はてなの茶碗
4日目 私小説落語〜青春編パートⅠ
5日目 私小説落語〜思い出のプリクラ編
6日目 鴻池の犬
7日目 仔猫
8日目 おもんない菌
9日目 私小説落語〜落語編
10日目 土橋萬歳

■2023年11月11日~11月15日

浅草演芸ホール 11月中席前半 夜の部 笑福亭羽光 主任興行

 

【主任興行詳細】

日程:2023年11月11日(土)〜11月15日(水)

時間:16:40〜20:45

場所:浅草演芸ホール

木戸銭:3000円

※夜割:18:00〜2500円、19:00(仲入後)〜2000円

※チラシ割:チラシ、またはチラシ画像提示で500円

引き(他の割引と併用不可)。

 

浅草演芸ホール

https://www.asakusaengei.com/sp/

落語芸術協会

https://www.geikyo.com/lite/schedule/jyoseki_detail.php?id=14580

 

◆チラシ◆

絵&デザイン:Matsuhiko

ディレクション:本屋しゃん

 

【羽光 演目 】
1日目 拝啓手紙

2日目 ニューシネマパラダイスからまめだ

3日目 私小説落語ースローバラード編

4日目 私小説落語ー文化交流編

5日目 私小説落語ー胸の痛み編

 

■2023年3月21日~3月30日
新宿末廣亭 三月下席 夜の部  
笑福亭羽光  末廣亭初 主任興行

チラシデザイン:望月優輝
チラシデザイン:望月優輝

【主任興行詳細】

■日程:2023年3月21日(火)~3月30日(木) 10日間
■時間:16:45~20:30

■会場:新宿末廣亭(〒160-0022 新宿区新宿3-6-12) 

■価格:一般3,000円/シニア2,700円/学生2,500円/小学生2,200円
※当日窓口にてお買い求めください。自由席です。

※夜の部割引 18時頃から2500円、仲入り頃から1,500円

 

※チラシのご持参またはチラシ画像のご提示で割引料金2,500円にてご入場いただけます(他の割引との併用不可)。

 
◆チラシ◆
デザイン:望月優輝
ディレクション:本屋しゃん


【羽光 演目 】

1日目「土橋萬歳」

2日目「七度狐」

3日目「天神山」

4日目「不動坊」

5日目「はてなの茶碗」

6日目「私小説落語ー青春編パートI」

7日目「私小説落語ーお笑い編

8日目「おもんない菌」

9日目「私小説落語ー思い出のプリクラ編」

10日目「私小説落語ー落語編」


ありがとうございました 

末廣亭3月下席夜の羽光主任芝居に来てくださった皆様、ありがとうございました。

寄席の持っている雰囲気、また春休み故家族連れが来る事があるためで、下ネタを封印して臨みました。

普段よくやっているネタでも良かったのですが、せっかく持ち時間を30分位頂けるので、いわゆる「大ネタ」と呼ばれる噺を口演させていただこうと考えました。

 

結果的に前半5日間は、古典落語。後半5日間は、新作落語をする事になったのであります。

古典落語に関しては、至らなかった部分もたくさんありましたが、三味線の力(お囃子さんの尽力の元)何とか乗り切りました。かつてコンテストで戦った仲間も、ゲスト交互枠で来て盛り上げてくれました。

 

僕が、一貫して皆さまに聴いて感じていただきたかった事は、落語の持っている「緩さ」「不確かさ」の哲学です。

 

SNSをとりまくバッシングや、監視社会、生きづらさ……等の日本を覆っている不穏な空気を落語の持っている哲学は、緩和する力があると信じます。

 

僕の「私小説落語」は、全て「挫折と再生」の物語です。今回、口演した古典落語も、貧富の差こそあれ、登場人物達は、与えられた環境で飄々と生きています。

 

聴いてくださった皆様が、この生きづらい世の中で、少しでも気持ちを楽に持つことが出来たらと願ってなりません。

今度いつ主任をとるか分かりませんが、またよろしくお願いいたします。 

笑福亭羽光
2023年3月31日


【主任興行にむけてのステートメント】

守破離。

古典を忘るるなかれ、
新作を切り拓け。

 

16年前、お笑い芸人と漫画原作者を挫折し、落語家として生きはじめた僕の初舞台は末廣亭だった。

戸時代から建物ごとタイムスリップしてきたかのような末廣亭は、まさに異空間である。

この場所で修行することによって、何者でもなかった僕は、徐々に落語家になっていった。

 

ご隠居や八つぁん熊さん、上方なら喜六清八が住んでいそうな空間は、観客を古典落語の世界にいざなう。

古典落語だけでなく、落語家の作り出した別世界へ連れていってくれる。

 

この場所は、観客の想像力を増幅させる力を持っている。

僕は、今回の主任興行の10日間で、古典落語と新作落語を半分ずつ口演しようと思う。

 

来てくださったお客様を異空間への旅にいざないたい。


 

 

笑福亭羽光
2023年2月吉日

【ゲスト交互出演枠への想い】

かつて座布団の海で戦った

 

何の変哲もない座布団だが、ひとたびその上に座ると、自分の内から大波が押し寄せてくるかのようで、異世界に飲み込まれる。そう、落語家にとって座布団はまるで海のような力がある。

 

かつて僕らは賞レースで戦い、それぞれの「いつか」を待ち続けた。
そして今、こうして同じ寄席で、同じ座布団の上で共に物語を紡ごうとしている。
戦う場所は変わっても、僕らは今も一緒に戦い続けている。

 

落語の未来を見つめながら。


 

 

笑福亭羽光
2023年3月吉日



ゲスト交互枠出演者紹介 (文・笑福亭羽光)

立川志の彦 (21日)

春風の如くさわやかな本寸法江戸落語。決して無理に笑わそうとしない。聴いていて心地よくなる話芸。気づくと江戸落語の世界に浸っている。
春の足音が聞こえる3月の末廣亭にぴったりだ。志の彦の話芸で江戸の世界に旅しながら心を軽やかにお楽しみいただきたい。

立川吉笑 (22日&26日)

奇才と呼ぶにふさわしい落語家だ。独創的な落語をひっさげて、ミュージシャンや学者、文化人などとのコラボ企画もやってのけ、落語界に前代未聞の道を次々と切り拓く、まさに前衛者。

 観る者を混乱すらさせる、想像もつかない展開の落語は単に奇をてらってるわけではない。その裏には、吉笑の落語に対する情熱、読書などを通じた学び、ストイックに稽古に励む姿勢がある。

 上っ面だけではない、真の創作落語を目撃していただきたい。

立川笑二 (23日&27日)

古典落語を、新しい解釈、新しい演出で進化させていく噺家が居る。それが立川笑二だ。古い型をそのまま残すバージョンもあってもいいが、というか、僕はどちらかといえば、古典は習った通りにしかできない噺家だが、バージョンアップしていくことが芸能の可能性を押し広げ、進化させることになると思う。
新解釈の古典落語を得意とする笑二をお楽しみに。

立川談吉 (24日)

かつて真っ赤に髪を染めた談志最後の弟子。そんな強い印象に引け劣らないのが談吉の落語だ。僕が談吉を気にかけたきっかけは、渋谷らくごの企画「しゃべっちゃいなよ」。新作落語のネタおろしの会だった。古典を中心としている談吉が、新作落語のネタおろし?……と、最初は疑問すら頭をよぎったが、なんと2019年の「しゃべっちゃいなよ」で優勝した。古典の技術で、シュールな世界を描き、あたかも眼前に噺の世界が立ち上がるように視覚的に表現していた談吉。まさにそれは、立川流の至芸と言えるだろう。至美な末廣亭に響く、談吉の落語を体験していただきたい。


立川寸志 (25日&30日)

出版社で編集者として活躍するも、中学生時代から抱き続けた落語への想いがぐわっと蘇生し、2011年8月44歳で談四楼に入門。 「遅れてきた落語少年」と自身で名乗るとおり、寸志のまっすぐな落語への愛情はそのまま彼の落語からにじみ出ている。 古典落語の編集・構成方法、そしてハイライトのつけ方やクライマックスへの持っていき方は、これまでの彼の経歴にも寄与し、落語の魅力を押し上げている。 寸志の個人的な落語への熱い内なる想いと、落語を俯瞰する編集力の重なりは唯一無二。 落語少年の直球をぜひ末廣亭で受けていただきたい。

笑福亭生寿 (28日)

みなさまは、上方落語にどんなイメージをもっているだろうか。 「芝浜」「文七元結」のような人情噺を内包する江戸落語は、粋で洒脱で、端正、芸術性が高いイメージをもつ人が多い。 それに対して、お笑いの街、商人の街である大阪の落語、上方落語は、やはり笑わせる事を中心とした爆笑噺をイメージするのではないだろうか。確かに、なんばグランド花月で演じられる落語は漫才の間に挟まって、より笑いの量が求められる側面もある。 しかし、端正な上方落語、噺家も実は多い。 笑福亭生寿がそのひとりである。 きっちりとした技術、丁寧な話芸に裏打ちされた噺ぶりから、僕は生寿のことを米朝一門寄りの笑福亭呼んでいる。 古典を守りながらも、新しい演出を取り入れている生寿は、きっと格調高い末廣亭にフィットするに違いない。

桂二葉(29日)

2年前、楽しみにしているラジオ番組があった。「問わず語りの神田伯山」「東京ポッド許可局」、そしてネット放送の「かもによラジオ」だ。「かもによラジオ」は、桂華紋「かも」と桂二葉「によ」、若手噺家二人のトーク番組。2020年NHK新人賞で対戦相手に決まった二葉の情報を探っている時にたどり着いた。 賞レースのライバルであったが、いっきに僕は2人のファンになった。同業者から聞く関西の落語事情も興味深いが、それ以上にコンビとしてトークのクオリティーが高いのだ。ボケと突っ込み、アホとかしこ……というわかりやすい2人のキャラが実に面白い。「パペポ」の上岡師匠と鶴瓶師匠を彷彿とさせる。 上方落語のアホを演じさせたら絶品の二葉をぜひお楽しみに。




■2022年10月21日~10月25日
浅草演芸ホール 10月下席前半 
 夜の部  笑福亭羽光  初主任興行

【主任興行詳細】

■日程:2022年10月21日(金)~3月30日(日) 5日間
■時間:16時40分~20時45分
■会場:浅草演芸ホール(〒111-0032 東京都台東区浅草1-43-12
)
価格:一般3,000円/学生2,500円/子ども1,500円


【羽光 演目】

1日目 私小説落語~文化交流編

2日目 私小説落語~青春編1

3日目 拝啓15の君へ

4日目 私小説落語~思い出のプリクラ編

5日目 私小説落語~お笑い編